学会の懇親会が苦手?乗り切るコツは?

2024.08.31

2024.09.06

学会の懇親会が苦手という方も少なからずいらっしゃるでしょう。

この記事では、そんな学会の懇親会を乗り切るコツについて解説していきます。

会話は「聞く」ことを重視

自分が話下手なため懇親会が苦手だと感じる場合、会話は「聞く」ことに専念するとよいです。

相手に質問を投げかけ、その回答に耳を傾けることで自然と会話が成立します。

交流会での会話は、まずは普通に進めば十分です。

相手が話したいことを引き出すことに専念し、会話をリードする必要はありません。

オウム返しを使う

会話をスムーズに進めるために効果的なのが、「オウム返し」のテクニックです。

相手が話した内容の一部を繰り返し、自分の言葉として返すことで相手に「話をしっかり聞いています」という印象を与えることができます。

例えば、相手が「最近、〇〇の研究に取り組んでいて…」と言ったら、「〇〇の研究をされているのですね」と返すだけで問題ありません。

この方法は単に相手をリラックスさせるだけでなく、自分自身が話題を整理する時間を稼ぐ効果もあります。

相手が重要な情報を話している場合、オウム返しすることでその情報を記憶に結びつけることもでき、後の会話をより内容の濃いものにする準備が整います。

懇親会が苦手な人は多いと理解しておく

覚えておきたいのは、多くの人が懇親会を苦手と感じていることです。

つまり、あなたが「どうしよう、誰かと話したいけど緊張する」と感じているように、周りの人も同じように思っている可能性が高いと言えます。

そのため、話しかけても嫌な顔をされることは無く、たとえ会話が長続きしなくてもそれ自体を恥ずかしがる必要は全くありません。

名刺を活用する

会話のネタが無くて懇親会が苦手という人は、名刺を活用してみてもよいでしょう。

名刺にはたくさんの情報が詰まっており、話のきっかけ作りにはかなり役に立つツールです。

名刺交換をきっかけに、所属団体名や研究テーマなどについて質問をすることで、会話が自然と広がります。

もし名刺を持っていない相手でも、質問を工夫することで会話のきっかけをつかむことができます。

孤立しても気にしない

人付き合いが苦手で懇親会で積極的になれない場合、孤立してしまうことも少なくないでしょう。

懇親会の場で、周囲が楽しそうに談笑している中1人でいると「どうして自分はここにいるのだろう」と感じてしまうことがあります。

しかし、このような状況に陥っても、自分を責める必要はありません。

学会には、あなたと同じように緊張している参加者がたくさんいます。

日本人の約75%が人見知りであると言われているため、孤立するのは決して異常ではありません。

堂々としているだけで、自信がつきプレッシャーが軽減されるでしょう。

1人でいる参加者に話しかける

自分と同じように1人でいる参加者を見つけたら、積極的に話しかけましょう。

相手も同様に緊張しているかもしれません。

話しかける際は「名刺交換しませんか?」とシンプルな一言で十分です。

相手にとっても、あなたが話しかけてくれたことは大きな救いとなるでしょう。

懇親会で話す場合はどんな話題をすればよい?

懇親会が苦手でも、せっかくなら人脈を作る方が有意義でしょう。

ここからは、そんな学会の懇親会で話す話題について例を挙げていきます。

自己紹介

まずは、自己紹介から会話に入るのがスムーズでしょう。

自らの所属団体や研究テーマなどを交えて自己紹介することで、共通の知り合いや共通のテーマなどが見つかることもあり自己紹介だけでも会話を広げることが可能です。

この場にいる目的や背景を話題にする

学会の懇親会では、「この場にいる目的」や「背景」を話題にするのが一番扱いやすいです。

たとえば、「今日はどうしてこの学会に参加されたのですか?」と質問してみるとよいでしょう。

相手がその理由を話してくれたら、「私もそのテーマに興味があって参加しました。特に〇〇について聞いてみたかったのです。」と共通点を見つけて会話を広げることができます。

失敗談

失敗談は、相手をリラックスさせると同時に共感を引き出しやすいです。

その後に「具体的には〇〇を間違えてしまい、大混乱になりましたが、その経験が今の活動に活かされています。」など実例を述べると、話に深みが増します。

その他話題は様々

学会の懇親会だからといって、かしこまった話をしなくてはならないというわけではありません。

まずは、あなたの人となりを知ってもらい相手の人となりを知ることが大切であり、出身地域や大学などの話題を取り上げても問題ありません。

まとめ

学会の懇親会は、苦手としている人も少なくありません。

しかし、参加することにより思わぬ人脈を得たり、新たな発見もできる可能性があるため可能な限り参加してコミュニケーションを取ってみるのがよいでしょう。

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