学術研究に役立つツール15選

2023.02.28

2024.07.31

学術研究を効率化しスピーディーな研究ができればそれだけ世界の発展、人類の発展も早くなっていきます。この記事では、そんな学術研究の効率を上げてくれるツールを15こご紹介していきます。

Zotero(文献管理ツール)

Zoteroは、オープンソースで作られた文献管理用のソフトです。文献の管理以外にもWordでの引用文献リストの作成ができます。基本的な機能を利用する場合利用料金は無料で、追加料金を払うことによって保存容量を増やすことが可能です。

また、Zoteroは非常に柔軟な検索機能があり、PDFファイルの本文から参考文献を検索することもできます。

Zotero公式URL:ゾテロ |あなたの個人的な研究助手 (zotero.org)

RefWorks(文献管理ツール)

RefWorksは研究成果や電子リソースから収集した学術情報を管理蓄積し、その情報を発信、共有化するためのウェブサービスです。様々な学術情報を取り込んでリスト化し、参考文献リストの作成、学術情報や研究結果を共同研究者や研究室などのグループで共有したりグループ内に公開したりすることができます。

2002年にリリースしてから、北米を中心として世界各国にて1300を超える機関で利用されているツールです。

RefWorks公式URL:RefWorks ログイン

EndNote(文献管理ツール)

EndNoteは、論文を執筆する際に必要な参考文献の収集と管理、参考文献リストの作成をサポートしてくれる文献管理ツールです。学術文献データベースやPDFから文献情報を取り込むことができ、参考文献リストはWordへドラック&ドロップすることにより簡単に作成することができます。

同期機能を使えば複数のパソコンやタブレットからライブラリの閲覧と更新が行えるので、共同研究などを行う際にはかなり便利です。

EndNote公式URL:文末脚注 |最高のリファレンス管理ツール (endnote.com)

Paperpile(文献管理ツール)

Paperpileは、文献管理をクラウド上で行ってくれるサービスです。GoogleChromeにPaperpileの拡張機能を追加した上でGoogleアカウントにログインすると論文の出版年、ジャーナル名、論文概要などと論文のPDFをGoogleDriveと同期して管理して保存してくれます。

Paperpile公式URL:ペーパーパイル:最新のリファレンスとPDF管理-ペーパーパイル (paperpile.com)

Octoparse(ウェブデータ収集ツール)

Octoparseは、Webページの自動認識機能を実装しておりWEBサイトのURLを打ち込むだけでデータが自動で認識されるため、ほぼ自分で行う作業はありません。ログインが必要である複雑なウェブサイトにも対応しており、データ収集にかかる作業への負担をかなり軽減することができます。

取得したデータは、Excel、CSV、データベースなど自分の使いやすい形で保存しておくことも可能です。

Octoparse公式URL:スクレイピング | Webクローラー | Octoparse

Parsehub(ウェブデータ収集ツール)

Parsehubは、JavaScriptやCookieを使用しているサイトから複雑なデータを抽出するためのサポートをしてくれるツールです。ウェブ上にある文章を読み込んで自己解析し、関連しているデータのみを抽出することができる機械学習技術を搭載しています。

WindowsやMac OS Xなどのデスクトップクライアントとして利用できるため、ブラウザに組み込まれているアプリも使うことができます。

Parsehub公式URL:パースハブ |無料のウェブスクレイピング – 最も強力なウェブスクレイパー (parsehub.com)

Docparser(ウェブデータ収集ツール)

Docparserは、PDFファイルをリストにしてくれるなど扱いやすいデータに変換することが可能です。この機能により、Excelやテキストファイル、CVS、XML、JSONなどに変換することができます。

Docparser公式URL:ドキュメントパーサー – ドキュメントパーサーソフトウェア – PDFからExcel、JSON、ウェブフックにデータを抽出 (docparser.com)

Scrapy(ウェブデータ収集ツール)

Scrapyは、データマイニング、ウェブサイトのクロール、情報処理などのアプリに使える構造化データを取り出すためのアプリケーションフレームワークです。

汎用ウェブクローラーとして、データを取り出すために使用することができます。

Scrapy公式URL:スクレイピー |高速で強力なスクレイピングおよびWebクロールフレームワーク (scrapy.org)

Google Forms(アンケート調査ツール)

Google Formsは、Googleドライブサービス内の1つとして利用できるツールです。これはアンケートやお問い合わせフォームのようなものであり、パソコンやスマートフォンなどの通信機器から回答できるアンケートフォームを簡単に作ることができます。

他のユーザーとも同時に共同で作成することができるため、ゼミなどのグループで複数人同時で作ることが可能です。デザイン性の高い既存のテーマはもちろん、独自のテーマからアンケートを作成することもできます。

このアンケートは、Google Forms内で結果を分析することが可能かつ無料で使用することができるためかなりおすすめのサービスです。

Google Forms公式URL:Google Forms: オンライン フォーム作成ツール | Google Workspace

Survey Monkey(アンケート調査ツール)

Survey Monkeyは、ウェブアンケート作成やフォームの作成を無料で行うことのできるアンケートアプリケーションサービスプロバイダです。アンケートを非常に簡単で短時間に配信することができ、アンケート集計結果はリアルタイムにグラフ付きで確認することができます。

イベントや研修の後など自動でアンケートを配信する機能も備えているのがかなり便利です。

Survey Monkey公式URL:SurveyMonkey: The World’s Most Popular Free Online Survey Tool

PollDaddy(アンケート調査ツール)

PollDaddyは、ウェブサイト上にアンケートを埋め込んだり、メールにて回答してくれる人を募るなどの機能のあるアンケート調査ツールです。無料版では、19の質問項目と無制限の投票、YouTubeやGoogleマップからの画像やビデオコンテンツの追加も行えます。

PollDaddy公式URL:クラウドシグナル |アンケート、アンケート、クイズ |どこからでも必要な回答を得る (crowdsignal.com)

LimeSurvey(アンケート調査ツール)

LimeSurveyは、アンケートの作成はもちろんのこと公開、集計、解析までの作業をウェブブラウザ上にて行うことができるツールです。

案内メールや催促のメールを行う機能や集計結果をリアルタイムで把握することのできる機能もあります。

LimeSurvey公式URL:ライムサーベイ — 無料のオンライン調査ツール (limesurvey.org)

Google Scholar(参考文献/索引リソース)

Google Scholarは、無料で使える学術論文検索用エンジンです。検索結果は引用された回数が多い順に並べられるので、必要な文献を簡単に探すことができます。

出版社や大学、専門家の記事や論文、書籍などあらゆる分野や機関からソースを検索することが可能です。

Google Scholar公式URL:Google Scholar

Springer (参考文献/索引リソース)

Springerは、世界最大規模と言われる学術書籍出版社です。世界でもかなりの影響力があるジャーナルを多数発行しています。科学や医学など毎年約2,000のジャーナルと7000以上の新書を発行しているため、参考となる新鮮な文献を見つけることが可能でしょう。

Springer公式URL:Springer – International Publisher Science, Technology, Medicine (Japan)

ResearchGate (参考文献/索引リソース)

ResearchGateは、研究者や科学者に向けのSNSです。利用者が自ら論文などを他の研究者と共有したりできると共に、他の研究論文に質問したり自分への質問に回答することもできます。

フォローやいいねボタンもあるため、TwitterやInstagramなどのSNSと似たところもあるようです。

ResearchGate公式URL:リサーチゲート |研究を見つけて共有する (researchgate.net)