学会に初めて参加する人の流れは?
2023.02.02
2025.01.17

初めて学会に出席する人の中には、どうやって参加していいのかわからない方もいらっしゃるかと思います。この記事では、学会参加の流れについてご紹介していきます。
そもそも学会とは何?
学会は研究者が自ら研究して出た成果を、同じ分野や同じ業界で活動している他の研究者・専門家と呼ばれる人たちに発表する場です。他の研究者・専門家と議論したり意見交換も行う機会もあります。
学術集会や学術大会と呼ばれるものも存在していますが、これも基本的には学会と同じ意味で使われていることが多いです。また、学会に比べて一般の方にも参加できるような場合に使われることもあります。
発表形式は、プレゼンテーション形式でスライドを使い発表する口頭発表とポスターを掲示してその横に発表者が立ち、聴衆が来たら説明してあげるという形式のポスター発表です。
口頭発表ならば、プレゼンテーション能力が求められポスター発表ならば少人数とのコミュニケーション能力が求められると考えられます。
参加資格

学会に参加するにはどんな資格が必要なのでしょうか。学会に初めて参加する人は特に分からない部分でしょう。
基本的には、「参加しようとしている学会に所属している」という条件が必要です。学生や大学の研究室で働いている人、病院・企業に勤めている人は学会所属の条件を満たしている場合がほとんどですがごくまれに既に学会に所属している人からの推薦が必要となる事があります。
学生なら先生が、病院・企業なら同僚、上司が推薦人になってくれるのでお願いしてみましょう。
参加したい学会があれば、問い合わせてみると入会の方法や入会のためのフォームを教えてくれるので積極的に動いてみてください。
正会員になると年会費を払う必要がありますが、学会の参加資格や年数回発行される学会誌を購読する事が出来たり、学会誌に論文を投稿することもできます。もちろん、学会で研究結果を発表することも可能です。ちなみに学会誌のことは下記URLに詳しく記載してあるので興味があればご覧ください。
URL:学会誌とは何? | これからの学会.com (korekaranogakkai.com)
※各学会参加や懇親会参加には年会費とは別に別途料金が必要となることがほとんどです。
学会参加の流れ
初めて学会に参加する場合、流れを知らないことも多いでしょう。学会参加の流れは、そこまで難しいものではありません。
参加までの流れとしては下記の通りです。
- 発表する学会を決定する
- 学会参加のために必要な参加資格を確認する
- 学会の参加費や学会費などを支払う
- 予稿集や名札など参加する学会に必要なものが送られてくるのを待つ
- 学会開催の場所に赴く
- 受付を済ませて発表を聞く
以上6点が参加するまでの流れとなります。
ちなみに予稿集とは、学会などの発表時に参加者へ配布されたり発表原稿として使われている文章です。その日に発表される論文内容の分かりやすいまとめみたいなものと考えてよいと思います。
発表の流れ

学会へ参加するだけなら、申し込みをして学会費を払い席について話を聞き、時には質問をすることで終了します。しかし、発表するとなると様々な準備が必要です。
参加申し込みから発表までの流れは下記の通りです。
- アブストラクトを提出する(学会の1カ月前くらい)
- 遠方であればホテルの手配、交通手段を調べておく
- スライドやポスターなど発表資料を作成する
- 学会開催場所へ赴く
- 発表打ち合わせ・実際に発表する
アブストラクトとは、150から250ワードくらいで書かれている論文の簡単なまとめ文章です。150から250ワードで重要な所を削らず、読みやすい文章を心掛けなくてはならないため初めて書く場合にはかなり苦労するかもしれません。
学会の参加意義
学会の参加意義は、
- 自分が出した研究結果を世間に知ってもらうため
- 同じ分野の研究者がどんな研究をしているのか知る
- 業界で自分の存在をアピールする
という所にあります。
研究結果を研究室の中だけで完結させてしまえば、どんなに人類や世界にとって重要な研究だったとしても意味がありません。世間に発表して、利用されたときに初めて意味が出てきます。
また、同じ分野の研究者がどんな研究をしているのかを知るのも重要な目的です。同じような研究をしている人がいる場合、その人がやっていた研究の結果を知ることで自分の行っている研究を短縮することが可能だからです。既に研究結果が出ていることを一生懸命やっても時間の無駄になってしまうので、学会に参加して現在研究分野の状況はどうなっているのかを知るという事はかなり重要なことになるでしょう。
更には、学会発表を行うことで自分の存在を業界内にアピールすることができます。上手くアピールすることができれば、共同研究や様々なオファーにもつながるため自己のレベルアップにも役立つでしょう。
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