学会は聴講のみでも良いの?

2023.11.11

2025.01.17

学会発表をしたり、発表者に対して質問したりする場である学会ですがあくまでもアクションを起こさず聞きに行くだけという方法の参加をしたいという人もいると思います。この記事ではそんな学会の内容を聴講するのみでも良いのかについて解説していきます。

学会参加の意義

周囲の学術研究がどのような状況なのかを見て、聞いて、知るというのは学会参加の意義の1つだと言えるでしょう。

自分の研究成果を他者に知ってもらうことももちろん大切ですが、他人がどのような成果を出しているかを知るのも同じくらい大切です。

他の学術研究者がどのような成果を出しているかを知ると、既に他人が成功した学術研究はやらなくて済みます。

学会に参加することで結果を知らないがために、他人が成功している学術研究を同じようにやってしまうという時間の無駄を避けることができるでしょう。

このように、学会発表や質問をしなくても得られることはたくさんあります。

学会は聞くだけでも大丈夫?

前述したように、学会は聞いているだけでも意義があり自分の学術研究にとってプラスにもなるでしょう。

そのため、学会参加は単純に聞いているだけでも大丈夫です。

また、研究内容だけではなくそれ以外でも勉強になることは多々あります。

次の章では、学会を聞いているだけでも得られるメリットについて解説していきます。

学会発表を聞くメリット

研究内容が把握できる以外で学会発表を聞くメリットは、主に下記の3つです。

・どんな学術研究者がいるかわかる

・学術研究のヒントが得られる

・発表をする時に備えて未然の対策ができる

1つずつ解説していきます。

どんな学術研究者がいるかわかる

学会には、自分と同じ学術研究をしている人が多く集まってきます。そのため、分野独特の雰囲気を掴むことができたりどの教授同士が繋がっているのかなど状況を客観的に判断することが可能です。

また、発表のセッション以外でもどんな質問をしてくる人がいるのか、どういう反応をする人が多いのかなど学会の特徴を測ることもできます。

このように、自分の所属する学会にはどのような人がいるのかを客観的に見ることで思いがけない出会いがあったり、繋がりができたりします。

学術研究のヒントが得られる

学会発表を第三者の立場で聞いていると、思わぬ発見やヒントを得られることがあるでしょう。

分析方法や実験内容など気になる発表をしている学術研究者がいれば、自分の研究内容と当てはめながら聞くのも良いかもしれません。

また、学術研究のヒントだけでなく思いついたことや自分なりに工夫してみたいことが思いついたりすると学術研究へのモチベーションにも繋がります。

発表をする時に備えて未然に対策ができる

今回は、聞くだけの参加でも次回は学会発表をしなくてはならないという場合もあるでしょう。

そんな時は、どんな質問をしてくる人がいるのか学会発表の雰囲気はどんな感じなのかを学会への参加で事前に感じてくると良いです。

癖のある質問者や厳しい質問を投げかけられている人を見かけたら、自分の学会発表までに対策を打っておくと良いでしょう。

聞くだけでも学会参加を最大限自分の糧にする方法

ただ発表を聞いているだけでも勉強になりますが、さらに最大限自分の糧にする方法があります。ここではそんな自分の糧にする方法について解説していきます。

自分だったらどうするかを考える

学会発表を聞きながら、『このテーマに関しては自分だったらこういったアプローチをかける』だったり『この発表者に対して自分が指導する立場ならどのようなアドバイスをするか』など自分だったらどうするかを考えながら聞くのがおすすめです。

また、テーマに対してより良い研究方法が無いかを考えるのも良いでしょう。

一歩引いた視点から、学会発表を考えながら聞くことで自分の学びにもなるためかなりおすすめです。

厳しい質問に対しては自分も当事者側に立ってみる

学会発表では、厳しい質問を投げかけてくる人もしばしばいます。

そんな場面に出会したら、大変そうだなと眺めるのではなく発表者の立場になって回答を考えながら質問を聞いてみましょう。

そうすることで、擬似的な質疑応答ができますし学会発表のヒントを得られる機会にも繋がります。

どんな問題意識があるのかを把握する

学会発表の序盤で、この学術研究者はどんな問題意識を持っているのかを把握できると発表に入り込むことができます。

学会発表に入り込むことができれば、集中して聞くこともできますし自分だったらどうするかという問いにもより精度の高い回答をすることが可能です。

深く理解することで、さらに新たな気づきもできるため発表者がどんな問題意識を持っているのかを把握するのはおすすめです。

まとめ

学会は参加することだけでも意味があります。参加することで、新たな気づきや繋がり、学術研究の発展につながっていきます。

積極的に参加して自らの学術研究に活かしていきましょう。

参考URL

学術大会・国際会議開催システム「アワード」のご紹介

学会運営における課題を解決し、効率的かつ効果的な運営を実現するために、学術大会・国際会議開催システム「アワード」は以下のニーズにお応えします。

  • 1. 学会の効率化と人手不足の解消

    学会運営では、事務局の業務量が膨大で、少人数で対応するのが難しい場合もあります。学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、煩雑な運営業務を自動化・効率化することで、人的リソースの負担を軽減します。たとえば、参加登録、プログラム作成、講演者管理などがワンストップで完結します。

  • 2. 学会運営のコスト削減

    学会開催には、印刷物や郵送、事務局人件費など多くのコストが発生します。学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、クラウドベースでの運営によりこれらのコストを大幅に削減可能。さらに、事務局代行費用を削減しつつ、高品質なサービスを提供します。

  • 3. 決済機能でスムーズな収益管理

    学会参加費や年会費のオンライン決済に対応。安全性の高い決済システムを導入しているため、事務局での入金確認の手間が省け、効率的な資金管理が可能です。これにより、参加者にも事務局にもストレスフリーな学会運営を実現します。

  • 4. 学会運営サポートで「大変」を「簡単」に

    「学会運営が大変」と感じている学会事務局の方々に向け、運営全般を支援する学会運営サポートをご用意しています。例えば、会場手配、プログラム編成、スポンサー管理など、運営代行サービスもご紹介可能です。

  • 5. 柔軟な管理システムで多様なニーズに対応

    学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、学会の規模や形式に応じて柔軟にカスタマイズ可能。オンライン学会、ハイブリッド開催にも対応しており、参加者がどこにいても円滑な学会開催をサポートします。

  • 6. 費用対効果の高い学会開催を実現

    学会開催費用を抑えつつ、質の高い学会運営を目指す方に最適なソリューションです。クラウド型システムの導入で初期費用を抑え、必要に応じて追加オプションを選択することが可能です。

学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、学会の運営をトータルでサポートし、効率化・コスト削減を実現する強力なパートナーです。学会運営の課題を抱える事務局や運営会社の皆さま、ぜひ一度ご相談ください!

学術大会・国際会議開催システム「アワード」はこちら >>