学会ポスターでおすすめなのは紙?布?
2024.05.18
2025.01.17

学会のポスター発表では、紙製のポスターや布製のポスターが使われます。
この記事では、そんなポスター発表で使われる紙と布について解説していきます。
紙製のポスターとは
紙製ポスターは布製ポスターに比べて比較的安いです。
そのため予算を抑えたい場合に適しています。
また、紙の種類が豊富で、用途に応じた選択が可能です。
ただし、紙は折れやすく曲がりやすいため、持ち運びには注意が必要です。
紙製ポスターの種類
紙製のポスターには、種類がいくつかあります。
ここからは、紙製のポスターの種類について解説していきます。
光沢紙
光沢紙は、高級感があり学会ポスターでは最も人気があります。
表面がつるつるしており、光沢があるため写真やカラフルなデザインを美しく印刷したい場合に最適です。
塗工紙
塗工紙は、光沢を抑えた紙で、上品な印象を与えます。
主に街中のチラシや一般的なポスターに使われることが多いです。
反射が少ないため、長時間見ても目が疲れにくく、文字が多いポスターに向いています。
合成紙
合成紙は、実際には紙ではなく樹脂系のフィルムでできています。
他の紙製ポスターよりも強度が高く、耐水性にも優れています。
期間が短ければ屋外掲示もできますが水性インクで印刷すると、水に濡れてしまうとインクが落ちてしまうため注意が必要です。
布製のポスターとは
布製学会ポスターは、国際学会や学生・研究者に人気があり、使い勝手が良いとされています。
印刷用の不織布に印刷され、防炎性能も備えています。
以前は写真や画像がうまく印刷できず利用される場面が多くありませんでしたが、最近では印刷技術の向上により、鮮明な画像を再現できるようになっています。
布製ポスターの大きな特徴は柔軟性と復元性です。
これにより、折りたたんだり丸めたりしてもシワがつきにくく、持ち運びが容易な上に耐久性も高く、何度も使用できます。
特に筒状のケースやスーツケースに入れて持ち運べるため、海外の学会にも便利です。
素材が布であるため、表面には特有の凸凹があり、ざらざらとした質感があります。
この質感により光を反射しないため、強い照明や日の光が当たる場所でも見やすい展示が可能です。
布製ポスターの用紙の種類
布製ポスターもいくつかの種類があります。
ここからは布製ポスターの種類について解説していきます。
布ポスター
布ポスターは水性インクで印刷されるため、屋内使用が前提となる素材です。
表面はボコボコしていますが、このボコボコは大きく印刷しても気になることはありません。
また、軽く折ってもシワになりにくく、国内外での学会にも持ち運びやすいです。
さらには、防炎認定を受けているため防災規定のある施設でも使用可能です。
学会ポスターとしては、一般的に利用されています。
合成布
合成布は溶剤インクを使用して印刷するため、耐水性に優れている素材です。
そのため、屋外での展示会やイベントに適しています。
表面はマットタイプで、光を当てると艶が出るのが特徴です。
布ポスターよりも落ち着いた色味の印刷に向いていますが、薄い素材で透けやすいので、柄のある壁に貼る際には注意が必要です。
巻き癖がつきにくく、イベントや店舗ののれんとしても活用されています。
ターポリン
ターポリンは耐水性と耐久性に優れ、長期間屋外で使用しても耐えうる素材です。
テント生地として知られるほど丈夫で、周囲縫製加工を施すことで横断幕としても使用可能です。
また、防炎性も高く、高層建築物やガソリンスタンドなど消防法で防炎加工が必要な場所でも使用できます。
看板や屋外テント、工場現場のシートなど、非常に汎用性が高い素材です。
学会ポスターの持ち運び方は?
紙製の学会ポスターや布製の学会ポスターは、デリケートなものであり持ち運びには細心の注意を払わなくてはなりません。
ここからは、そんな学会ポスターの運び方について解説していきます。
ポスターチューブ
ポスターチューブは、ポスターを巻いて保護し、持ち運びを簡単にするための理想的なアイテムです。
頑丈な素材でできており、内部にポスターを巻き付けることで、折り目やシワを防ぎます。
ポスターチューブはサイズが豊富で、ポスターの大きさに合わせて選ぶことが重要です。
ポスターボード
ポスターボードは、ポスターをフラットに保持する方法として優れています。
厚みのあるボードにポスターを貼り付けることで、角が折れるのを防ぎます。
また、耐久性があり軽量なため、持ち運びが容易です。
展示会やプレゼンテーションの場でも、ポスターをきれいに展示することができます。
プラスチックフォルダー
小さなサイズのポスターには、プラスチックフォルダーが便利です。
耐水性があり、雨や水濡れからポスターを守ることができます。
また、ポスターを折らずにそのまま収納できるため、品質を保ちながら持ち運ぶことができます。
軽量で持ち運びやすい点も魅力です。
ポスターロールケース
ポスターロールケースは、ポスターチューブよりも堅牢で保護性が高いアイテムです。
ポスターを巻いてロール状に収納し、衝撃から守ります。
内部にパッドやクッションが付いているものもあり、長距離の旅行や頻繁な持ち運びが必要な場合に最適です。
フレーム
ポスターフレームは、ポスターを保護しながら見栄え良く持ち運ぶ方法です。
ポスターがしっかりと固定され、折れたり損傷するリスクを低減します。
フレームに入れることで、他の荷物と一緒に持ち運んでも安心です。
まとめ
学会のポスターは、非常に大切なものです。
それぞれの特性を考え、持ち運びにも注意していくとよいでしょう。
参考URL
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