学術関係者が知っておくべきChatGPTのポイント4つを解説!
2023.04.30
2024.07.31
ChatGPTは人間からの問いかけに対して、人間が書いたものと遜色ないレベルのテキストを作ることができます。こういった高度な能力を持っていることから、ChatGPTは学術関係者からも注目されるチャットボットです。この記事では、そんなChatGPTについて知っておくべき4つのポイントを解説していきます。
ポイント1.ChatGPTの利用開始方法
ChatGPTは、スマートフォンとパソコンどちらからでも利用することができるAIチャットボットです。ここでは、ChatGPTの利用開始方法をご紹介していきます。
お使いのデバイスでChatGPTを利用するには、以下の手順が必要です。
1. ChatGPTの公式サイト(https://openai.com/blog/chatgpt)にアクセスして『TRY CHATGPT』を選択したあと『Sign Up』を選択する
2. アカウントを作成するために、Email address欄に自分のメールアドレスを入力し、『Continue』を選択する
3.パスワード入力を求められるので、ChatGPTにログインする際使用するパスワードを決めて再度『Continue』を選択する
4. 『verify your email(メールを確認してください)』が表示されたら、OpenAI(ChatGPTをリリースした会社)からメールが来ているかを確認して『Verify email address(メールアドレスの確認)』を押す
5.名前を求められるので入力した後『Continue』を選択
6.電話番号を求められるので+81は消さずにその後に続いて自分の電話番号を入力し、『Send code』を押す
7.そうすると自分の携帯にOpenAIから認証コードが送られてくるので数字を確認
8.ChatGPTのページに戻り、認証コードを入力
9.アカウントが登録されChatGPTが利用できるようになる
このステップを踏むことでChatGPTを利用することができます。基本的にパソコンでもスマートフォンでも手順は同じです。
また、メールアドレス以外にもGoogleアカウントやMicrosoftアカウントからも登録することができます。
ちなみに基本的に無料で使えますが、月額20ドルを支払うことでChatGPT-4というより高度なAIチャットボットを利用することも可能です。
ポイント2.ChatGPTの活用方法
ChatGPTは様々な活用方法が考えられます。ここからは具体的な活用方法を解説していきます。
要約の作成
ChatGPTを使って、長文を短くまとめた要約を作成することが可能です。例えば、自分では時間がなくて読むことができない論文などをChatGPTに短く要約してもらうなどの利用方法が考えられます。
ちなみに無料版だと2,048文字が最大で有料版だと25,000文字の入力ができるため、長文要約をするなら有料版がおすすめです。
翻訳
- ChatGPTを使って、言語を翻訳することができます。例えば、英語の論文などをChatGPTに打ち込み翻訳してもらうという利用方法が考えられるでしょう。
こちらも、長い論文などを翻訳することを想定すると有料版のChatGPTがおすすめです。
スピーチなどの文章コンテンツ作成
ChatGPTを使って、スピーチやプレゼンテーション、講義ノート、ブログ投稿、ニュースレター、メールのコンテンツを作成することができます。
例えば、スピーチなど話したい内容を大まかにChatGPTに打ち込み『この内容でスピーチ文を作って』と指示をしてあげるとあっという間に文章が出来上がります。
ブレインストーミングや調べもの
ChatGPTを使って、ブレインストーミングやあまり詳しくない分野やトピックについての調べものをすることが可能です。
例えば、『○○について詳しく調べて』と指示をするとそれについてまとめた文章がChatGPTから返ってきます。
ポイント3.ChatGPTの注意点
ChatGPTだけでなく、AIツールを使う際に注意すべきことは、AIはまだ完全に人間の思考を代替しているわけではないということです。
ChatGPTから返ってきた結果は、あくまでも文章の骨組みに使ったり参考にするだけにとどめておくと良いでしょう。最終的には、自分の知識と経験に基づいてしっかりと確認をして編集を行うことが必要です。
ChatGPTは、優秀すぎるが故にすいませんわかりませんという回答ではなく、それっぽいことをそれっぽい文章で回答してくるため必ずファクトチェックを行いましょう。
ポイント4.学術論文にChatGPTを使うべきか
学術論文にChatGPTなどのAIツールを使うことは現在様々な議論がなされています。ちなみにジャーナル編集者と出版社は、ChatGPTを論文著者と見なすことはできないというという見解になっています、
なぜなら、AIは論文の内容と公正性について責任を負うことができないからです。
また、アメリカの教育機関ではChatGPTなどのAIツールを利用禁止にしているところもあります。生徒達がテストや宿題を行うのにChatGPTを利用してしまうという懸念があるからです。
こういったことから、ChatGPTなどのAIツールはメインで使うのではなく補助的なツールとして使うのが良いと考えられるでしょう。
まとめ
ChatGPTは今後さらに進化していき、さらに便利なものとなります。学術研究にも広く利用されることが考えられ、知らなかったでは取り残されてしまいます。
ChatGPTを理解し、正しく利用できるように知見を深めていきましょう。