ChatGPTだけじゃない!学術研究に役立つAIツール7選

2023.05.30

2025.01.17

上手く使えば学術研究の補助的な役割を担ってくれるChatGPTですが、ChatGPT以外にも学術研究に役立つAIツールはあるのでしょうか。この記事では、そんな疑問に答えるべく学術研究に役立つAIツールを7つご紹介していきます。

Consensus

Consensusは、何か質問をするとそれに対応している全世界の論文を検索して要約してくれるというかなり便利なツールです。

完全無料で利用でき、ソフトのダウンロードも必要とせず登録をするだけで利用が開始できるため気軽に始めることができます。

全世界の論文と言っても、適当な論文まで検索するわけではなくしっかりと査読されてから発表された論文を検索してくれるためGoogleなどの検索エンジンを使うよりも信頼性の高い回答を得られると言えるでしょう。

査読を経た論文の上位5番目から10番目の論文から要約を作り、読んでみたい論文があれば検索結果からその論文が読めるサイトにアクセスできるなどかなり利用価値の高いツールです。

公式サイト:検索 – コンセンサス – 証拠に基づく回答、より迅速 (consensus.app)

Scholarcy

Scholarcyを提供しているScholarcy社は学術研究者が設立した会社です。学術研究者自身の経験をもとにして作られており、AIが論文を読み込んで瞬時に整理しやすくしてくれます。自動的にキーワードや重要なテキストをハイライト表示してくれるので自分で論文を読み進めながらマーカー等を塗る必要がありません。

また、引用されたコンテンツのリンクや図表なども自分のライブラリに保存することが可能です。

Scholarcyを利用することで、学術研究者は抄録や要約の情報量以上に論文の情報を手に入れることができます。

公式サイト:オンライン要約ツール |Flashcard Generator & Summarizer |学術 (scholarcy.com)

tl;dv

tl;dv は、ZoomとGoogle Meetに対応しているミーティングを補助してくれるAIです。

オンライン会議の録画をアップロードすると、AIが重要なポイントを自動的に抽出して短く要約された動画が作成される機能はオンライン学会を利用する場合にかなり役に立つでしょう。

要約した動画の中から特定のキーワードを検索して動画の関連している箇所を見つけ出すこともできるので、見たい部分の動画を見直すのにも便利です。

長時間に及ぶ学会の録画を短時間に要約したり、キーワード検索で見たい部分を見つけ出す時間を短縮したりと効率的な情報収集を行うことができます。

議事録の翻訳も25ヶ国語対応しているなど国際学会へ参加した際には非常に役立つツールでしょう。

公式サイト:ZoomやGoogle Meetに対応したAI搭載の会議レコーダー -。tl;dv (tldv.io)

Grammarly

Grammarlyは、AIを活用した英文の公正ツールです。ChromeやMicrosoftのプラグインがあるのでWordや Chromeに書いたその場で文法やスペルのミスを自動的に発見し、修正案を提示してくれます。

コピペチェック機能もあり、すでにある文章と一致度が高い文章と判断されたものがピックアップされます。スピーディーなだけでなく、類似度の高いとされる文章のリンクも提示してくれるため修正を容易に行うことができるでしょう。

文章のミスや読みやすさなどを総合判断して、文章全体としてのレベルも採点してくれるため海外に向けて論文を発表したり、国際学会に参加する人にはかなりおすすめのAIツールです。

公式サイト:Grammarly: Free Writing AI Assistance

Connected Papers

Connected Papersは、ターゲットになる文献を入力するとその文献に関連している文献を自動的にプロットしてくれます。

しかもただプロットしてくれるだけでなく、文献同士の関連をわかりやすくするため関連が強い文献ほど近く、新しい文献ほど色が濃く現れるように工夫されています。また、引用回数が多ければ多いほど丸が大きくなり一目見ただけでパッと判断できるように工夫されているのが特徴です。

従来であれば、文献の検索サイトを使って地道に参考文献や関連の文献を探していましたがConnected Papersを利用することで大幅に時間を短縮することができるでしょう。

公式サイト: コネクテッドペーパー |学術論文の検索と探索 (connectedpapers.com)

Microsoft Copilot

Microsoft Copilotは、Wordや Excel、PowerPointなどのMicrosoft製品にChatGPTが搭載されたものです。

Word上での簡単な指示出しにより文章を作成してくれたり、Wordの文章からPowerPointのスライドを作成してくれます。

また、学術研究の結果をもとにExcelで図表作成や傾向を読み取るということも自動で行うことも可能です。

 Teamsで会議を行う場合は、Microsoft Copilotが会議の録画と議事録を作成してくれるため雑務の時間を大幅に短縮してくれます。

公式サイト:Microsoft 365 コパイロットの紹介 – 仕事のための副操縦士 – マイクロソフトの公式ブログ

SciSpace Copilot

SciSpace Copilotは、論文を読解するためのサポートAIです。

ChatGPTをはじめとする、AIとの対話(チャット)を通じて質問できる機能が有名になっていますが、SciSpace Copilotは指定する論文に対してチャットによる質問を行い論文内容の読解を補助してくれる機能があります。

難解な論文や別分野の論文など目を通すのが億劫な論文に対して非常に心強い存在になってくれるでしょう。

この機能は、PDF化された論文をアップロードすることにより利用することができます。チャットは英語以外にも日本語でも使うことができますが、回答が得られない場合や英語で回答が返ってくることもあるので語学に明るい人は英語で、それ以外であればGoogle翻訳などを使いながら質問していくと精度の高い回答が得られるでしょう。

公式サイト:研究論文の発見、作成、公開 |タイプセットによるサイエンススペース (typeset.io)

学術大会・国際会議開催システム「アワード」のご紹介

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