ChatGPTで自動化?新着論文を要約して自動でメールしてくれる仕組みを解説
2023.05.12
2025.02.17

ChatGPTは非常に便利なAIツールですが、いろいろなものを自動化できることをご存知でしょうか。この記事では、自動でChatGPTが新着論文を要約してメールしてくれる仕組みの作り方を解説していきます。
どんな仕組みを作るのか
ChatGPTを使い、特定のキーワードを設定してPubMedで検索をし任意の数の論文を日本語に訳したものをメールしてくれるという仕組みを作ります。
難しそうに思えますが、しっかりと手順を踏めば誰でも作れてしまうので参考にしてみてください。
※PubMedとは、インターネット上でアクセスできる海外医学文献情報を検索するための検索データベースです。米国国立医学図書館が作成しているMEDLINEや出版社が提供している最新文献も合わせて検索することができます。
必要な手順
ここからは必要な手順を1つ1つ解説していきます。
ChatGPT APIを利用できるようにする
まずはChatGPT APIを利用できるようにしましょう。そのためには、アカウントを作成する必要があります。
アカウントはchat.openai.comから作成できます。URLを開いたら『Sign up』を選択してください。そうするとアカウント作成画面に移ります。
アカウントは、メールアドレスやGoogleアカウント、Microsoftアカウントでも作成することができます。
アカウントを作成したらOpenAIホームページを開き、作成したアカウントでログインしてください。
ログインができたら画面右上にある『Personal』から『View API keys』を選択します。
次の画面で左側にリストが出てくるので、その中の『API keys』を選択し画面の『+ Create new secret key』を選択してください。
そうするとAPI keyが発行されるので、メモを取るかコピーをして安全な場所に保管しておきましょう。
これでアカウント準備は完了です。
※API keyによって個別認証が行われてAPIが利用可能になります。
APIとは
APIとは、Application Programming Interface(アプリケーションプログラミングインターフェース)の略で、ソフトウェアアプリケーション間の相互作用を可能にするプログラムインタフェースのことです。
APIは、アプリケーション開発者が、他のアプリケーションやサービスの機能を利用できるようにするために使用されます。
APIを使用することで、プログラマーは自分で再発明することなく、既存のコードや機能を利用することができます。
また、APIは、異なるプログラミング言語やプラットフォームのアプリケーションが相互作用できるようにすることも可能です。
ChatGPTのAPI keyを利用するには
ChatGPTのAPIは有料で使えるようになっており、1000トークンで0.002ドルとなっています。
今回ご紹介する方法で、論文を1つ検索し要約すると1000トークンから1500トークンが必要です。例えば、毎日10件論文を送るとすると月に大体70円から120円くらいで利用することができます。
※トークンとはプログラミングにおいて、ソースコード上の文字列を、それ以上細分化することのできない最小単位に分けたもののことです。
GASを利用する
GASとは、Google Apps Scriptの略であり、GmailやGoogleスプレッドシートなどのGoogleの提供するサービスと連携して利用するためのプログラミング言語です。
まず初めにPubMedの新着論文の要約 – プロジェクトの詳細 – Apps Script (google.com)を開きます。(Googleアカウントがない場合は作成してください)
次の画面で右上にコピーを作成があるのでスクリプトをコピーしてください。そのあと左のリストにある〈〉のマークからコードを表示して、コードの上部にあるコメントに従って検索条件等を変更していきます。
完了したら左のリストにある目覚まし時計のようなマークを選択して、右下にあるトリガーを追加を選択してください。ここでお好きな時間に実行するように変更ができます。
これで新着論文を要約して自動でメールしてくれる仕組みが出来上がります。
上手くいかない人はChatGPTが新着論文を要約し毎朝メールしてくれる仕組みの作り方 | Antaa Slideのサイトにも詳しく載っているので参考にしてみてください。
まとめ
ChatGPTはこういった自動化以外にも他のツールと組み合わせることでどんどん便利に使うことができます。
上手く活用していくことで、研究や論文作成の補助的な存在になるでしょう。
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