学会発表における声のトーンと言葉遣いの重要性は?

2023.12.15

2025.01.17

学会発表では、内容と共に声のトーンや言葉遣いも重要な要素となります。この記事では、そんな声のトーンや言葉遣いについて解説していきます。

声のトーンが与える印象

心理学の世界でも人の印象を決める要素の4割は、声によるものと言われています。

そのため、学会発表では声のトーンを意識することで聴衆に与える印象を大きく変えることが可能です。

声のトーンが高い場合は、明るさや若々しさ、元気さを演出することができ相手に対しては爽やかな印象を与えることができます。

話の冒頭や掴みの部分では、声のトーンを高くしておくと爽やかな印象を持ってもらえるので相手は好意的な姿勢で話を聞いてくれるでしょう。

また、声のトーンが低い場合は落ち着いた印象を演出することができ相手に対しては信頼感や安心感を与えることが可能です。

話の重要な部分や最も伝えたい部分は声のトーンを抑えることで説得力が増し、より相手に対して深い印象を与えることができます。

声のトーンを操るテクニック

声のトーンで相手に与える印象が変わるのは理解できても、実際にやるとなると難しいという人もいるでしょう。

ここからは、声のトーンを操るテクニックについて解説していきます。

ソのトーンで声を発する

このテクニックは、声のトーンを上げるテクニックです。

意識的に「ソ」の音を使い、声のトーンを上げることで相手に明るさや元気さを伝えることができます。

小声でもいいので「ドレミファソ」の音階を意識して練習し、挨拶などのフレーズに取り入れると、日常のコミュニケーションで声の表現力が向上します。

毎日続けることで、自然な声色でトーンを上げることが可能です。

お腹から声を発する

こちらのテクニックも声のトーンを上げるテクニックになっています。

ポイントとしては発声時にお腹から声を出すことを心がけ、お腹を使って力強く声を出すことが重要です。

ボソボソとした印象を無くすためには、身体の力を抜き、目や口を大きく開けて「あ・い・う・え・お」の発音を大げさに練習しましょう。

各発音において口を広げたりすぼめたりすることがポイントです。

喉を開く

こちらのテクニックは、トーンを下げる時に使えるテクニックです。

声のトーンを下げるためには、喉を開くことが有効です。口と喉をあくびをするような形にすると、深い声を響かせることができます。

ため息のような低い声で発声すると、喉を開く感覚を実感しやすくなります。

これを意識的に練習することで、声のトーンを下げるスキルを身につけることが可能です。

呼吸を意識する

声のトーンを下げ、芯のある通った声を出すには呼吸の意識的な改善が不可欠です。

呼吸を意識することで横隔膜の効果的な使い方が身に付き、低いトーンの声をお腹から出すことができるようになります。

練習方法としては、「ドギーブレス」と呼ばれる練習法がお勧めで、口を開いて舌を出し、犬のように小刻みに呼吸します。

肩を上げ下げせず、お腹を使って呼吸することで、横隔膜を声の起点として安定感のある声を出すことが可能です。

言葉遣いが与える印象

声のトーンも重要ですが、言葉遣いに関しても相手に与える印象が変わってきます。

そのため、なるべく専門的すぎる用語や表現は避けてシンプルな言葉遣いを心がけていきます。

学会発表の場合、参加者のバックグラウンドや専門知識の差を考慮した言葉選びを行うと良いです。

また、抽象的な表現やアイデアなども避けましょう。具体的な言葉で説明することで、聴衆はよりイメージが湧きやすいです。

さらには、起承転結など話の構成を意識した話し方も重要となります。

話があちこち散らかっていると聞き手は何を伝えたいのかがわからなくなり学会で発表した内容が上手く伝わりません。

以上の点を気をつけることでよりわかりやすく、印象に残りやすい学会発表を行うことが可能です。

その他意識すべきポイント

学会発表の際、相手の印象に発表内容を強く残したいのであれば次に紹介するポイントも押さえておくべきです。

ここからは、そんな意識すべきポイントについて解説していきます。

抑揚

ずっと同じ調子で話されると聞き手側は、どこがポイントかわかりづらく集中も途切れてしまいます。

そのため学会発表の際には、話に強弱を付けて話すと良いでしょう。

例えば、より聞いて欲しい部分は強くするなど工夫をすることで強い印象を与えることができます。

ペース

話すペースも重要な要素のひとつです。

ペースを変えることにより、話にメリハリが付き聞き手の印象に残すことができます。

声の大きさ

声の大きさもメリハリを付けるためには重要なポイントになります。

注目して欲しいところは大きく、説得力を増したいところは静かに冷静に話すことで聞き手側も話のポイントが掴みやすくなるでしょう。

まとめ

学会発表では、ただ内容を話すだけでは相手の心に響かせることが難しいと言えます。

紹介したテクニックなどを上手く使い、学会発表での印象を良い方向へと持っていきましょう。

学術大会・国際会議開催システム「アワード」のご紹介

学会運営における課題を解決し、効率的かつ効果的な運営を実現するために、学術大会・国際会議開催システム「アワード」は以下のニーズにお応えします。

  • 1. 学会の効率化と人手不足の解消

    学会運営では、事務局の業務量が膨大で、少人数で対応するのが難しい場合もあります。学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、煩雑な運営業務を自動化・効率化することで、人的リソースの負担を軽減します。たとえば、参加登録、プログラム作成、講演者管理などがワンストップで完結します。

  • 2. 学会運営のコスト削減

    学会開催には、印刷物や郵送、事務局人件費など多くのコストが発生します。学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、クラウドベースでの運営によりこれらのコストを大幅に削減可能。さらに、事務局代行費用を削減しつつ、高品質なサービスを提供します。

  • 3. 決済機能でスムーズな収益管理

    学会参加費や年会費のオンライン決済に対応。安全性の高い決済システムを導入しているため、事務局での入金確認の手間が省け、効率的な資金管理が可能です。これにより、参加者にも事務局にもストレスフリーな学会運営を実現します。

  • 4. 学会運営サポートで「大変」を「簡単」に

    「学会運営が大変」と感じている学会事務局の方々に向け、運営全般を支援する学会運営サポートをご用意しています。例えば、会場手配、プログラム編成、スポンサー管理など、運営代行サービスもご紹介可能です。

  • 5. 柔軟な管理システムで多様なニーズに対応

    学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、学会の規模や形式に応じて柔軟にカスタマイズ可能。オンライン学会、ハイブリッド開催にも対応しており、参加者がどこにいても円滑な学会開催をサポートします。

  • 6. 費用対効果の高い学会開催を実現

    学会開催費用を抑えつつ、質の高い学会運営を目指す方に最適なソリューションです。クラウド型システムの導入で初期費用を抑え、必要に応じて追加オプションを選択することが可能です。

学術大会・国際会議開催システム「アワード」は、学会の運営をトータルでサポートし、効率化・コスト削減を実現する強力なパートナーです。学会運営の課題を抱える事務局や運営会社の皆さま、ぜひ一度ご相談ください!

学術大会・国際会議開催システム「アワード」はこちら >>