国際学会での英語発表のコツは?

2024.11.18

2025.02.17

国際学会では、英語での発表が必須となります。

この記事では、そんな英語発表でのコツや発音の練習方法を解説していきます。

英語発表のコツ

国際学会での英語発表では、内容の質だけでなく伝え方も聴衆に与える印象が大きいです。

ここからは、効果的な英語プレゼンのための具体的なコツを解説します。

完璧な発音を追求しすぎない

日本人にとって英語は外国語であり、ネイティブ並みの発音を目指す必要はありません。

最も大切なのは、意味が正確に伝わることです。

発音へのプレッシャーを感じすぎるよりも、堂々と大きな声で話しクリアな発音を心がけましょう。

また、単語のアクセントやイントネーション、リズムに注意することで日本人なまりがあっても聴きやすい英語になります。

専門用語の発音やアクセントは事前に辞書で確認し、しっかり練習しておくことも大切です。

簡単な単語でもアクセントの位置を間違えないよう注意しましょう(例:「integrate」は第一音節にアクセントを置く)。

原稿に頼らない発表を目指す

スピーチ原稿をそのまま読み上げるスタイルでは、聴衆とのコミュニケーションが不十分になります。

特に、原稿を見ながら棒立ちで話すと聴衆に好印象を与えるのは難しいでしょう。

プレゼンテーションは、スライドや原稿の内容を読むだけではなく発表者自身がメッセージを伝える場です。

アイコンタクトやジェスチャーを活用し、聴衆と積極的にコミュニケーションをとる姿勢を示しましょう。

原稿に頼らず発表するには、スライドを活用して繰り返し練習し流れを体に覚え込ませることが大切です。

優れた発表を参考にする

プレゼンテーションスキルを向上させるためには、成功例を参考にするのが効果的となります。

YouTubeなどに、優れた発表が投稿されていますので参考にしてみるとよいです。

視聴する際には、発表の構成、メッセージの伝え方、効果的なキーフレーズの使い方に注目しましょう。

プレゼンターのアイコンタクトやボディランゲージを観察することで、自分の発表にも活用できるヒントを得られます。

また、オープニングの挨拶やスライドの移行時の表現など、具体的なフレーズを学ぶのもおすすめです。

ロジカルな構成を意識して、自分の発表に反映させるとさらに効果的です。

英語での学会発表の練習方法

英語での学会発表を成功させるためには、綿密な練習が不可欠となります。

まず、原稿を音読して、自分の発音やリズムに慣れることから始めましょう。

その後、第三者に聞いてもらうことが理想的です。

英会話レッスンを活用するのも効果的で、ネイティブスピーカーや英語に堪能な人に模範音声を録音してもらい、それを使ったシャドーイング練習を取り入れるのもよいでしょう。

また、発表時間内に収める練習も重要です。

教室などの環境を利用し、タイムキーパーを立てて実際に発表するような形式で練習しましょう。

発表時の緊張で早口になりがちなので、落ち着いたペースを意識し場に慣れるための模擬練習を行うと効果的です。

VRを活用して、聴衆を前にしたシミュレーションを体験する方法も有効となります。

練習を開始するタイミングについては、少なくとも発表の2~3週間前から取り組むのが理想的です。

特に英語に自信がない場合は、早めに準備を始めることで練習時間を十分に確保でき、発表本番での自信にもつながります。

リスニングの練習も重要

学会発表では質疑応答もあるため、英語を聞き取る力も重要です。

ここからは、そんなリスニングの練習方法について解説していきます。

シャドーイングでリスニング力を強化

シャドーイングは、音声を聞きながらそのまま繰り返す練習方法です。

この方法はリスニング力を向上させるだけでなく、発音やイントネーションも自然に身につけられます。

短時間でも毎日継続することで、複雑な質疑応答にも対応できる耳を育てることができます。

毎日のリスニング習慣をつける

英語のポッドキャストやTEDトークなど、多様な音源を活用し日々のリスニング練習を行いましょう。

要点をメモする習慣をつけると、質問の意図を迅速に理解する力が身につきます。

短い時間から始めて徐々に長時間の音声に挑戦してみてください。

実践形式での演習

友人や同僚に協力してもらい、模擬質疑応答を行いましょう。

質問を聞いてその場で回答する練習をすることで、リスニングとスピーキングのスキルを同時に磨けます。

また、フィードバックをもらうことで、自分の弱点を明確にし改善のヒントを得られます。

質問パターンの理解

質疑応答に出やすい質問の構造や、よく使われる疑問詞(Who, What, When, Where, Why, How)を意識して練習しましょう。

これにより、質問の意図を瞬時に把握しやすくなります。

リスニング教材の活用

国際学会に関連するトピックや専門用語を含む教材を使用するのも効果的です。

学会特有の語彙や質問形式に慣れることで、リスニング力が向上し、質疑応答にも自信を持って臨めるようになります。

まとめ

普段使い慣れていない英語での発表は、準備も必要となり大変です。

コツを押さえて、練習し学会発表に臨めるとよいでしょう。

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