ハイブリッドイベント開催のポイント
2023.03.13
2025.02.17

コロナ禍となり密を避けるために広く使われるようになったオンライン学会・会議やオンラインセミナー。しかし、だんだんとコロナに対する考え方も変わってきてリアル会場でのイベント開催も戻ってきております。その中で、オンラインとリアルの同時開催ができるハイブリッドイベントをご存知でしょうか。この記事では、そんなハイブリッドイベント開催のポイントをご紹介していきます。
ハイブリッドイベントの概要
ハイブリッドイベントとは、リアルでのイベント開催とオンラインでのイベント開催の方式を組み合わせたイベント開催方式です。コロナ以前は、ほとんどがリアルでのイベント開催でしたが、コロナ禍になると人との接触を避けた上で多くの人をイベントに呼ぶためオンラインでのイベント開催が当たり前になりました。
幸か不幸かコロナを理由として、会議などもオンラインで行うようになりリモートワークも広まっていくことになります。
オンラインでのイベントが一般的になり、様々な企業がリアルイベントと同じような成果を得られるということを実感したこともオンラインが爆発的に広がっていった理由の1つと考えられます。最近では、リアルでの開催が戻ってきてはいますがそんな中でも会場に行けないという人がイベントに参加できるように選択肢の1つとしてハイブリッドイベントが開催されるケースが増えてきました。
そんなハイブリッドイベントですが、リアルとオンラインの同時開催を指すことが多いですが実際には目的に応じた組み合わせや開催の方式を使い分けるということも可能な次世代のイベント方式と言えるでしょう。
オンライン開催とリアル開催の比較
ここでは、オンライン開催とリアル開催を比較していき次章でこの2つのいいとこ取りをしているハイブリッドイベントのメリットについて触れていきたいと思います。
オンライン開催
オンライン開催のメリットは以下の3つです。
・リアルの会場では参加できないような人数の参加も見込める
・場所と時間を選ばないので地方の人も気軽に参加できる
・参加者は効率的に情報を得られる
リアル開催
リアル開催のメリットは以下の3つです。
・オンラインよりも密度の高いコミュニケーションが取れる
・ロイヤリティの向上が実現しやすい
・参加者は現場の空気を感じられるため高揚感が得られる
ハイブリッドイベントのメリット
ハイブリッドイベントのメリットは、下記の3つです。
・オンラインで参加したい、リアルで参加したいという人の要望でも同時に答えられる
・オンラインとリアル開催のいいとこ取りができる
・イベント開催後でも動画アーカイブとして残しておける
詳しく解説していきます。
オンラインで参加したい、リアルで参加したいという人の要望でも同時に答えられる
コロナに関する考え方が変わってきたと言っても、まだまだ感染することに対して恐怖感を持っている人はいます。そんな中で、人混みは怖いけど情報を得るために大規模なイベントや学会には参加したいというも少なくありません。
また、リアルの参加で現場の空気や1対1など高密度なコミニュケーションを取りたいという人もいます。
その2つの考え方を同時に満たせるのがハイブリッドイベントの大きなメリットと言えるでしょう。
オンラインとリアル開催のいいとこ取りができる
リアル開催は、場所も選びますし時間も選びますし人数の制限もあります。しかし、オンラインは場所も選ばす時間も選ばず人数も制限がありません。
逆にオンラインは、1対1でのコミュニケーションや現場の空気を感じることは難しいですがリアルでの開催では高密度なコミュニケーションや現場の空気を直に感じることができます。
ハイブリッドイベントは、このオンラインとリアル開催のいいとこ取りができる上にデメリットを補完し合えるのは大きなメリットと言えるでしょう。
イベント開催後でも動画アーカイブとして残しておける
リアル開催だけでは、その場のイベント開催のみで終了してしまいます。しかし、オンライン開催とリアル開催を組み合わせたハイブリッドイベントは動画でもイベントの模様を残すことができるため後から視聴者が観ることができるのはメリットです。
ハイブリッドイベントの実施例
ハイブリッドイベントとは言っても、実はパターンが3つに分かれています。
・パターン1:リアル開催+リアル開催の模様をライブで配信
・パターン2:リアル開催+オンデマンド配信
・パターン3:リアル開催+オンラインブース設置
パターン1はライブ配信なので、リアル開催と近い臨場感で参加することができます。
パターン2の場合は、視聴者が後から見ることができます。
ハイブリッドイベント開催のポイント
ここからはハイブリッドイベント開催のポイントをご紹介していきますので参考にしてみてください。
ハイブリッドイベントに適しているか見極める
イベントによっては、オンラインに向いていないものもあります。体験型のイベントやセミナーは、あまりオンラインには向いていないです。逆に学会のようなスタイルであればハイブリッド開催に適していると言えるでしょう。
業務を効率化する
リアル開催とオンライン開催を同時に行うには、主催側の負担がかなり大きくかかってきます。なるべく業務を効率化するために、ハイブリッド開催をサポートしてくれるサービスやハイブリッド開催に詳しいスタッフの育成、手配をしましょう。
トラブル回避
映像機器のトラブルや配信システムのトラブルは絶対に避けなくてはなりません。詳しいスタッフの手配やハイブリッド開催システムの導入を検討し、トラブル時の対応をしてもらえるように準備をしておきましょう。
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