学会発表の質疑応答のコツは?
2023.01.28
2025.01.17

学会発表では発表と合わせて質疑応答の時間が用意されています。この記事では、質疑応答のコツについてご紹介していきます。
失敗を避けるには
学会発表の質疑応答で失敗を避けるにはあらかじめコツを知っておく必要があります。ここでは、失敗を避けるためのコツをいくつかご紹介していきます。
研究内容をしっかり理解する
質疑応答で失敗しないためには、自分の研究している内容をしっかりと誰よりも理解しておくことが重要です。理解を深める為、学会発表前に専門家やその分野に詳しい研究者から研究指導を受けておくことで受けるであろう質問もある程度想定ができるかもしれません。
自信を持つ
質疑応答でしどろもどろしてしまう人は自信がなく過度に緊張してしまっていることが多いです。質疑応答で過度に緊張する必要はありません。あなたの研究の成果はあなたの努力の賜物です。自信をもって質疑応答を行いましょう。
想定される質疑応答への回答を考えておく
質疑応答をいくつか想定しその答えを考えておき、話せるようにしておけば当日の質疑応答でも安心です。学会で発表する内容を第3者に聞いてもらい、実際に質問をしてもらうのも良いかもしれません。
焦らず質問内容をしっかり聞く
質疑応答では、ある程度質問を予想することができますが相手がどんな言い回しで質問してくるのかまではわかりません。決して焦らず相手の話す内容をしっかり聞き、理解することを意識しましょう。
相手がどんなことを聞きたいのかを理解するため質問の文脈を考えながら聞くようにしてください。
簡潔に回答する
質問に対して回答する場合は簡潔に答えるようにしましょう。長々と答えていくと自分が何を言っているのか分からなくなります。質問者も結局何が答えなのか分からなくなってしまうことが多いです。
できるだけ一言で答えてから、補足説明を簡単にするようにしましょう。
過度な反論をしない
発表者の中には、角のある質問を攻撃ととらえて過剰に反論してしまう人がいます。きつい質問と感じても怒ることなく受け流してあげることが重要です。
感情を抑えてその質問に対し真摯に回答するようにしましょう。明らかに悪意のあるような質問が来た場合は冷静に回答すれば焦らなくても済みます。
わからない場合は素直に
質問の回答が分からない場合は、勉強不足という事を認めて素直に教えを乞うようにしましょう。しっかりと準備をしたとしても、自分より知見のある人に高度な質問をされてしまえば全然答えられないことはあります。
こういう時には絶対にごまかしたり、知ったかぶりをしないようにしましょう。逆にあなたの信用を落とすことになります。
体調管理
失敗を避けるには頭をクリアにし、万全な体調で学会発表に臨むことも大切です。何事も体調がよくなければ上手くいきません。
質疑応答のダメなパターン

ここでは、質疑応答のダメなパターンを紹介していきます。
結論をなかなか言わない
結論がなかなか出てこない場合、結局何が結論なのか質問者が分からなくなってしまう場合があります。失敗を避けるためのコツでも言いましたが、質問に対しては、まず結論から端的に述べるようにしましょう。
焦ってしまう
例を挙げると「その質問に関しましては、スライドの10ページ目…すいません6ページ目の図を見ると8ページ目にある内容と比べて..結果的に..えー..○○という研究結果もあるところから信ぴょう性があり..」のような文章になっていないような回答になってしまう状況です。焦って見切り発車で喋りだしてしまうと支離滅裂な文章になってしまうので気を付けましょう。
よくある質問
ここでは、よくある質問をご紹介していきます。よくある質問を知っておくことで、落ち着いて質疑応答をすることができるので参考にしてみてください。
この研究の需要は?
この答えに関しては、研究背景をしっかり説明して具体例を挙げることで研究の意義や正当性を主張するようにしましょう。
この研究は○○と同じようですが?
この質問は、質問形式で調査不足を指摘してきています。この場合は、調査不足をしっかり認めて指摘に対して感謝の言葉を伝えましょう。
提案手法が失敗する例はありますか?
提案手法の制限や限界についての質問です。失敗する例とその結果もしっかりと想定しておくことで焦ることは無いでしょう。ただし、提案手法に対してネガティブなことを言いすぎないようにしてください。こういう問題点があるからこういう工夫をすればよくなるはずですと前向きな発言で締めくくるとよいでしょう。
まとめ
質疑応答では、想定していない質問がくることも多々あります。そんな時でも焦らず、分からない時には分からないと素直に認めることが重要です。また、想定できる質問に対してはしっかりと準備してあらかじめ回答を考えておきスムーズな質疑応答をできるようにしておきましょう。
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